インタラクティブ動画は、視聴者自身が触れることができる動画のことで、これまでの動画の概念を覆すものです。
一方的に情報提供を行うのではなく、視聴者が自発的に動画を操作することができるため、近年様々なシーンでの活用が増えています。
インタラクティブ動画は、ただ作成すれば良いのではなく、効果的な作成のポイントや作成の流れがあります。
今回は、インタラクティブ動画の作り方の8STEPや、作成時のポイントなどを紹介します。
インタラクティブ動画とは、動画の中にタップやクリックできる仕掛けを組み込み、視聴者が動画視聴以外にもアクションを起こせるように作られた動画のことです。
視聴者は、受動的に動画を視聴するのではなく、自分の意思でさらに情報を取得したり、自分でストーリーを選ぶことが可能になり、視聴者により良い体験を提供することが可能になります。
動画は視聴するものという従来の概念を覆すもので、視聴者自身が様々なアクションを起こせることから、動画作成側が期待する行動を誘発し、高い費用対効果を期待できることから、企業での活動が広がっています。
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インタラクティブ化した動画の主な機能を紹介します。
動画内にボタンやリンクを設置し、視聴者がそのボタンやリンクをクリック・タップすることで、他のサイトや別のシーンに遷移させることが可能です。
視聴者が欲しい情報を欲しいタイミングで見ることができます。
視聴者の選択によってその後の動画のストーリーや内容が変更する仕組みを導入し、より視聴者が見たい内容やシナリオを見れる体験を提供できます。
動画の最後に、CTAや関連情報などの画像・リンクを設置して、他のサイトに誘導させることが可能です。
動画をただの動画で終わらせずに、意図する行動を取ってもらうよう促すことができます。
インタラクティブ動画の8STEPでの作り方を紹介します。
まずはその動画を通して、どういうことを実現したいのか、どれくらいの効果・反響を期待するのかなどをあらかじめ整理しましょう。
自社サービスの認知度を高めたい、自社の採用に繋げたい、商品の購入に繋げたいなど、目的を整理するとともに、具体的な数値目標も合わせて設定してください。
続いて、目的や期待する効果を達成するために、誰に動画を視聴してもらいたいのかを具体的に整理しましょう。
自社サービスのターゲット層の中でも、具体的にどの層向けの動画なのかをできる限り明確にすることで、動画の内容を考えやすくなります。
2で設定したターゲットやペルソナの情報を元に、その人等が具体的に困っていることや悩んでいることなどの課題を洗い出します。
その上で、その動画では、どのような課題を解決するための内容にするのかを決めておくとその後の業務を進めやすくなります。
3でインタラクティブ動画によって解決を訴求する課題を定めた後は、その課題を自社製品で解決するための要素や関連情報を洗い出します。
課題解決のための機能やオペレーション、同様の課題を持っている顧客の割合や、自社製品を導入することによって具体的にどのようなパフォーマンスが出ているかの実例、同様の課題を元に製品を導入した企業の事例などを整理してください。
4で洗い出したコンテンツを元に、動画の一連のシナリオを作成します。
ターゲットや課題を元に、できる限りシンプルに情報をまとめていきます。
注意点としては、情報量が多すぎても、視聴者の体験が悪くなりますので、多くの情報を伝えたいのであれば、それぞれの内容で動画を分けて作成することがおすすめです。
作成したシナリオを元に動画を作成します。
動画を撮影する際は、後にインタラクティブ化することを念頭に、スペースを設けて置くことや、念のために複数カット撮影しておくと良いです。
動画をインタラクティブ化させるツールを活用したり、専門会社にアウトソーシングすることで、インタラクティブ化させます。
本公開する前に、ボタンやリンクはちゃんと機能するか、条件分岐を設けている場合は、それぞれちゃんと次のシーンに遷移するかなどを確認しておくことをおすすめします。
作成した動画を公開します。
ターゲットに合わせて、チャネルを選定し、ターゲットに届ける施策を実行しましょう。
公開後は、定期的に元々期待していた反響との差異を確認し、次に動画を作成する際の改善点を確認しましょう。
インタラクティブ動画には、主に3種類の制作方法があります。
それぞれの内容について紹介します。
1つは、インタラクティブ動画の制作に特化した制作会社やマーケティング代行会社に依頼する方法です。
既に作成の実績や事例があり、自社が作成した動画のイメージと近ければ、希望する動画を作成できる可能性が高まります。
実際に発注する前に、実績や事例、料金を確認した上で依頼を行ってください。
動画をインタラクティブ化できる専用ツールを活用して、インタラクティブ動画を内製する方法もあります。
専用のツールを活用することで、作成費用を下げつつ、完成までのスピードを上げることができます。
単発ではなく、ある程度の本数のインタラクティブ動画を作成することを予定している場合は、専用ツールの活用がおすすめです。
社内のエンジニアやデザイナーが動画をインタラクティブ化するスキルを有している場合は、社内のメンバーに依頼して内製する方法もあります。
ただ、他の業務との兼ね合いもあるので、想定される工数を元に、他の選択肢を考えることがおすすめです。
インタラクティブ動画を作成する際のポイントを3つ紹介します。
視聴者は、スマートフォンとPCのどちらのユーザーがメインなのかで、設置するリンクやボタンの位置が変わります。
あらかじめ、ターゲットはどちらの利用が多いのかを想定した上で、制作を行ってください。
視聴者に選ばせる条件分岐が多かったり、リンクやボタンの数が多すぎると、視聴体験が悪くなり、逆効果になります。
視聴体験が良くなければ、遷移してほしいページに誘導する前に離脱してしまいますので、注意が必要です。
動画を撮影する際に、インタラクティブ化することを想定して、余白を設けたり、複数カット撮影しておくことをおすすめします。
いざリンクやボタンを設置しようとしても、置き場所が無いということにならないように、事前にどういうフォーマットにするのかを想定した上で、撮影を行うと良いでしょう。
今回は、インタラクティブ動画の作り方や主な機能、作成の際のポイントなどを紹介しました。
自社採用や自社サービスの認知拡大の目的であればインタラクティブ動画は効果的ですが、自社サービスの使い方や価値をより理解してもらうという目的であれば、「インタラクティブデモ」の方がおすすめです。
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