インタラクティブデモとは?特徴やチュートリアル・動画との違い、作成方法を紹介

未導入の顧客に製品の使い方や価値をより具体的に伝えたい、製品の導入顧客に機能や使い方を実際の製品と近い環境で説明・提供したいなど、様々な用途で多くの企業が活用を始めているのがインタラクティブデモです。

海外ではインタラクティブデモを作成するための専用ツールが複数提供されており、様々な業界や企業で導入が進んでいます。
今回は、インタラクティブデモの特徴やチュートリアル・操作紹介動画との違い、活用メリット、作成方法などについて紹介します。

インタラクティブデモとは?

インタラクティブデモとは、製品の操作を本番環境とは別の環境のブラウザ上で体験できるWebコンテンツです。

製品を操作する様子を撮影した動画や、製品の画面のキャプチャをスライドに貼り付けたものではなく、実際の製品とほぼ同じUI/UXを体験できるため、製品の内容や特徴、利用メリットをより深く理解できます

海外では、インタラクティブデモを作成するツールが増えており、製品の未導入顧客向けにその顧客に合わせたデモコンテンツを作成したり、既存顧客に向けて、オンボーディングコンテンツやサポートコンテンツとして活用するなど、幅広い用途で活用されています。

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インタラクティブデモと製品の操作紹介動画の違い

製品の操作紹介動画は、製品のベンダー側が操作する様子を撮影した動画を顧客に見てもらう物であるため、顧客の理解度や確認したい内容に関わらず、再生されます。

対象の顧客のために作成した物ではなく、汎用的な内容のものが多いため、顧客が求めている内容とは相違点が生まれてしまいます。

一方で、インタラクティブデモは、顧客に製品デモコンテンツを操作してもらい、顧客自身が確認したい内容を自分で体験できるものであるため、より顧客が知りたい内容を知ってもらうことができ、より満足度を高められます。

インタラクティブデモと組み込み型チュートリアルとの違い

組み込み型チュートリアルは、製品の本番環境で初期設定や製品の概要を説明することに適している物です。

本番環境で操作するものであるため、製品の利用を開始してしまうとチュートリアルを確認できなくなってしまったり、製品の導入を決めている顧客にしか提供されないことが多いなど、用途や利用できる幅が限られてしまいます。

一方で、インタラクティブデモは、製品の本番環境とは別の環境に用意されるため、サービスの導入の有無に関わらず提供でき、いつでも何回でも体験可能です。

本番環境に何の影響も与えることなく顧客に提供でき、内容の変更や追加も行いやすいことが違いとしてあります。

インタラクティブデモの特徴

インタラクティブデモには、下記のような特徴があります。

・顧客自身が製品を体験できること
・本番環境ではなく、別環境で作成されること
・クリックや入力など、本製品と同じような操作が行えること
・開発の知識やスキルが無くても、誰でも簡単に作成や修正を行えること
・ブラウザ上やページに埋め込んで利用できること

製品と同じような体験を、本番環境には影響や変更を加えずに提供できることから、SaaS業界を中心に多くの企業での活用が進んでいます。

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インタラクティブデモを活用するメリット

インタラクティブデモを活用する主なメリットを3つ紹介します。

1.顧客が製品の操作感を体験できる

インタラクティブデモを活用する最大のメリットは、顧客が製品の操作感をリアルに体験できる点です。

製品の操作の流れを動画やスライドで見るだけでは、製品の使い方は理解できるかもしれませんが、実際に自社で導入するとなった際のイメージをより具体化させるには不十分です。

実際の製品とほぼ同じように操作できる環境を提供することで、より製品導入後の活用シーンをイメージしやすくなります。

2.個別化された体験を提供できる

インタラクティブデモは、製品を操作する画面をキャプチャするだけで作成でき、テキストの修正やガイドや分岐機能を用いて、より目的や顧客に合わせた内容に作り上げることが可能です。

汎用的な内容ではなく、ニーズに合わせ、パーソナライズしたデモコンテンツを提供できるため、デモ体験の満足度が格段に上がります

3.営業・マーケティング活動の質が向上する

インタラクティブデモは、Webサイトやランディングページに埋め込むことで、CVR(コンバージョン獲得率)の向上に寄与する効果や、営業や上申時の説明に利用して顧客の理解を深めることで、受注率の向上が期待できることなど、営業やマーケティング活動の効果を高めることに繋がります。
また、インタラクティブデモは、誰がいつ、どこまで操作したかのログやデータを収集することが可能です。

未導入の顧客にデモコンテンツを提供した後、どの部分を特に確認しているのかを元に、営業時のフォローに活かしたり、マーケティングコンテンツを作成する際の参考にするなど、製品デモコンテンツの活用データを元に営業やマーケティング活動の質を向上させることにも繋がります。

インタラクティブデモの実際のイメージ

https://service.plainer.co.jp/usecase

上記ページ内のコンテンツは、日本で唯一、製品デモコンテンツが作れるサービス「PLAINER」のインタラクティブデモです。

顧客が本製品と同じように製品を体験できるため、実際に導入した後に使用するイメージを持ちやすくなり、製品導入の検討度合いを高める効果があります。

その他のインタラクティブデモを活用した企業の事例については、下記の記事で紹介しています。

関連記事:製品デモプラットフォーム活用事例7選!目的別、業界別の活用イメージまとめ

インタラクティブデモの作成方法

海外のインタラクティブデモを作成するツールや、上述の製品デモコンテンツ作成ツール「PLAINER」でインタラクティブデモを作成する方法と流れを紹介します。

1.目的やターゲットを元に内容を決定する

製品デモコンテンツを作る手段に関わらず、まずは製品デモコンテンツを何の目的で誰向けに作成するのか、そして内容をどうするのかを整理することが重要です。

インタラクティブデモを通して、誰に何を確認して欲しいのか、どのような内容があれば目的を達成できるのかなどを整理した上で、内容を決定してください。

2.Chromeの拡張機能を利用し、操作画面をキャプチャする

製品を操作する画面をキャプチャするだけで、インタラクティブデモを作成できます。

STEP1で決めた製品デモコンテンツに入れ込みたい内容を元に製品を操作し、その画面をchromeの拡張機能を利用してキャプチャしてください。

3.ガイドの設定やテキストを編集する

STEP2で作成したインタラクティブデモをより、顧客に分かりやすく伝えるために吹き出しで説明を⾏うガイドを追加したり、よりパーソナライズした内容にするためにテキストを修正することで完了です。

インタラクティブデモは、利用データを収集できますので、常により良いデモを提供できるように、顧客の関心が強い内容やつまづいていると思われるポイントを確認するなど、改善を重ねることが重要です。

関連記事:顧客に刺さる製品デモコンテンツの作り方やポイント、作成の流れを紹介

デモプラットフォーム「PLAINER」を活用して、インタラクティブデモを作成しましょう

PLAINERは、誰でもノーコードでソフトウェアを複製・カスタマイズしたデモコンテンツを制作し、顧客への提供とアクセス解析を可能にするサービスです。
サービス開始からfreee、Chatwork、ヌーラボなどの上場企業を含め、先進的なプロダクトを持つSaaS企業を中心に導入され、作成されたデモは10万人以上のユーザーに閲覧されています。

プロダクトの画面をキャプチャするだけで誰でも簡単にインタラクティブデモを制作できるので、これまで製品デモの制作や管理にかかっていた工数を大幅に削減できます。

ノーコードで運用も簡単、開発リソースは必要なく利用できますので、インタラクティブデモをこれから制作したいと考えている企業様、製品デモの制作や運用に課題をお持ちの企業様は、ぜひサービス紹介資料をダウンロードいただくかお問い合わせください。