「体験できる製品デモ」とは?活用メリットや効果、おすすめツールを紹介

見込み顧客に自社製品の魅力や使い方は、上手く伝わっていますか?

特に無形商材、テキストや画像だけでは機能や価値を十分に伝えきれず、ユーザーがその価値やメリットを実感しにくいことがあります。

そういった課題を解決するために、近年、海外を中心に日本のSaaS企業でも活用が進んでいるのが「体験できる製品デモ」です。

今回は、体験できる製品デモとはなにか、そしてその活用メリットや期待できる効果などについて紹介します。

「体験できる製品デモ」とは?

製品デモとは、企業が製品やサービスの使い方を実演や動画で顧客に分かりやすく説明することです。

特に、機能や価値が伝わりにくい無形商材において、製品デモはプロダクトの価値を効果的に伝える手段として多くの企業で実施されています。

製品デモを動画などのコンテンツとして活用することで、顧客は製品の特徴や機能を直感的に理解しやすくなります。

最近では、海外を中心にインタラクティブデモと呼ばれる、製品の操作を本番環境とは別の環境のブラウザ上で体験できるWebコンテンツを活用する企業が増えています。
これこそが、「体験できる製品デモ」です。

製品の未導入顧客向けにその顧客に合わせたデモコンテンツを作成したり、既存顧客に向けて、オンボーディングコンテンツやサポートコンテンツとして活用するなど、幅広い用途で活用されています。

関連記事:インタラクティブデモとは?特徴やチュートリアル・動画との違い、作成方法を紹介

ユーザー自身が製品デモを体験するメリット

インタラクティブデモなどを通じて、製品を導入する前にユーザー自身が製品デモを体験するメリットを紹介します。

製品の理解促進

インタラクティブデモなどを通じて製品デモを体験することによって、文字や画像で説明されるよりもその製品についての理解が深まります。

また、受動的な説明ではなく、主体的にユーザー自身の操作によって、疑問点や不明点を解消できることも、大きなメリットです。

導入後のイメージ喚起

実際の製品とほぼ同じような環境で操作できるため、実際に自社に導入したらどういった使い方をするのかを体感できます。

初期設定から、日常的な運用に至るまで知りたい情報を確認できるため、サービス導入後のイメージを喚起できます。

購買意欲の向上

製品についての理解が深まり、導入後の不安や疑問点を解消できることによって、そのサービスを導入する際の懸念を払拭でき、購買意欲の向上に繋がります。

上申する際にも、体験できる製品デモコンテンツがあることによって、導入推進者以外のメンバーも製品の利用イメージを持ちやすくなり、承認プロセスがスムーズになります。

ユーザーへの製品デモ体験を成功させるポイント

ユーザーへの製品デモ体験を成功させる上でのポイントを紹介します。

ユーザーに合わせた製品デモ体験コンテンツを用意する

体験できる製品デモコンテンツであれば何でも良いのではなく、ユーザーが知りたい情報を元に適したコンテンツを用意する必要があります。

確認したい内容が、初期設定なのか、運用時によく使う機能なのか、特定の機能に関してなのかによって、適した製品デモコンテンツを用意して提供するようにしてください。

専門用語を避けて、分かりやすい説明を行う

製品デモコンテンツはユーザーの製品への理解を促進させるためのコンテンツではありますが、説明に使用されているワードが専門用語であると、ユーザーの理解を妨げてしまいます。

説明や字幕の設置、ポップアップの活用などで分かりやすさを心がけてください。

ユーザーの好きなように製品デモコンテンツを操作してもらう

体験できる製品デモコンテンツの良さの1つは、ユーザー自身が主体的に操作して製品に触れられることです。

そのため、製品デモコンテンツの概要を一通り説明をした後は、ユーザーが知りたい情報を知れるように、自由に操作をしてもらってください。

ユーザーの反応を分析し、デモ内容を改善する

ユーザーの操作データや、定性的なコメントなどの情報を元に、デモの内容の改善を重ねましょう。

ユーザーがつまづいていそうな箇所は補足を入れることなどで、より良いデモ体験を提供しましょう。

ただ、何でも1つの製品デモコンテンツに集約すると、かえって分かりづらくなる可能性がありますので、用途や目的が異なる際は、別の製品デモコンテンツとして作成することをおすすめします。

製品デモを体験してもらうことで期待できる効果

製品デモをユーザーに体験してもらうことで期待できる効果を紹介します。

リード獲得数増加

サービスサイト内のデモコンテンツ専用ページや、広告で着地させるLPに製品デモコンテンツを埋め込み、製品の理解を深めることで興味関心を促進することで、リード獲得数の増加を期待できます。

クラウド人事労務ソフト「SmartHR」を提供する株式会社SmartHRでは、サービスサイトに訪問したユーザーのなかで、デモを閲覧したユーザーのその後のCVRが通常の2〜3倍程度高くなる傾向が見られ、デモを閲覧している方は検討意向度が高いということも分かっています。

株式会社SmartHRの「PLAINER」活用事例記事:https://service.plainer.co.jp/case/smarthr 

商談化率の上昇

自社サービス未導入顧客のハウスリストに対して、製品デモコンテンツをメールで送付することによって、製品の理解が深まり、商談化率や商談数の増加を期待できます。

ウェルネス領域の店舗向けの会員管理・予約・決済システム「hacomono」を提供する株式会社hacomonoでは、プロダクトツアーをメールで送付し、リンクをクリックしたお客様に対してアプローチすることで、商談獲得に繋げています。

株式会社hacomonoの「PLAINER」活用事例記事:https://service.plainer.co.jp/case/hacomono 

受注率の上昇

製品の導入推進者だけでなく、上申する際に決裁する方向けの製品デモコンテンツを用意することによって、具体的な製品のイメージを持つことができ、受注率の向上に寄与することが期待できます。

リファレンスチェックツール「HERP Trust」をはじめ、様々なHR Techプロダクトを提供する株式会社HERPでは、プロダクトの検討・利用に関するステークホルダー3者(候補者、回答者、企業の採用担当者)それぞれに適したデモコンテンツを用意することで、プロダクトの使い方のイメージや魅力が伝わりやすくなり、商談の質が向上し、受注率向上に寄与しています。

株式会社HERPの「PLAINER」活用事例記事:https://service.plainer.co.jp/case/herp_trust 

カスタマーサポートの負荷軽減

既存顧客から製品の使い方に関する質問があった際や新機能の説明や案内の際に、製品デモコンテンツを送付することによって、機能や内容に関する理解を深めてもらい、カスタマーサポートの負荷が軽減することも期待できます。

太陽光・蓄電池の経済効果診断「エネがえる」を提供する国際航業株式会社では、問い合わせを受けた際の文章回答の代替として、お客様にエネがえるの使い方をレクチャーするデモを作成し、顧客に送付することによってサポートを行っています。

サービスの操作説明を文章化することなく、デモを送付するだけでサポートが完了し、サポート活動の業務効率化に繋がっています。

国際航業株式会社の「PLAINER」活用事例記事:https://service.plainer.co.jp/case/enegaeru 

日本で唯一、体験できる製品デモを作れるサービス「PLAINER」をご活用ください

今回は、「体験できる製品デモ」の内容や活用メリット、期待できる効果などを紹介しました。
体験できる製品デモは、特にBtoBのSaaSベンダーにとって不可欠です。マーケティング活動や営業活動、CS活動などあらゆるシーンで活用できますので、ぜひ、専用のツールを利用して効果的なデモコンテンツを作成してください。

PLAINERは、誰でもノーコードでソフトウェアを複製・カスタマイズしたデモコンテンツを制作し、顧客への提供とアクセス解析を可能にするサービスです。サービス開始からfreee、Chatwork、ヌーラボなどの上場企業を含め、先進的なプロダクトを持つSaaS企業を中心に導入され、作成されたデモは10万人以上のユーザーに閲覧されています。プロダクトの画面をキャプチャするだけで誰でも簡単に製品デモを制作できるので、これまで製品デモの制作や管理にかかっていた工数を大幅に削減できます。

体験できる製品デモコンテンツの制作を考えている企業様、製品デモの制作や運用に課題をお持ちの企業様は、ぜひサービス紹介資料をダウンロードいただくかお問い合わせください。