プロダクトを開発・販売する企業にとって、「製品の魅力をどう伝えるか?」ということは大きな課題の一つです。
特に無形商材では、テキストや画像だけでは機能や価値を十分に伝えきれず、ユーザーがその価値やメリットを実感しにくいことがあります。
そこでプロダクトの価値を伝えることに有効なのが「製品デモ」です。
製品デモは、製品の内容や魅力を伝えるために多くの企業で実施されています。
最近では、「製品デモ」をコンテンツ化することでプロダクト理解を促進させる「製品デモプラットフォーム」というのも出てきています。
本記事では、製品デモプラットフォームで作成したデモコンテンツの活用事例を目的別と業界別に7つ紹介します。
製品デモとは、企業が自社の製品やサービスの使い方を実演や動画などによって顧客に分かりやすく説明することを指します。
製品デモの形態にはさまざまな種類があります。
たとえば、スタッフが実際に製品を操作して見せる「店頭デモ」、展示会などのイベントで行われる「展示会デモ」。
その他、製品デモをコンテンツ化したものとして、オンライン上で視聴できる「動画デモ」、インタラクティブに操作可能な「インタラクティブデモ」などがあります。
製品デモのコンテンツを活用することにより、顧客は製品の機能や特徴を直感的に理解しやすくなります。
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製品デモプラットフォームとは、製品を操作する画面をキャプチャするだけで、ノーコードで製品デモをコンテンツ化できるサービスです。
簡単に製品デモを作成し、LPに埋め込んだり、メールでデータを共有することによって、「デモ=体験する」というプロセスを、より身近にかつ手軽に提供できます。
製品デモプラットフォームの最大の特徴は、顧客や目的に沿ったデモ環境を簡単に作成できることです。
製品デモプラットフォームを活用しない場合は、顧客や目的ごとに動画を撮影する必要があり、撮影した動画データの共有も大変です。
一方、製品デモプラットフォームでは、一度作成したデモコンテンツは社内で複製・調整して再活用できるため、マーケティング、営業、カスタマーサクセスといった業務プロセス全体において活用可能です。
製品デモプラットフォームを活用するメリットとしては、「製品デモコンテンツを作成する工数を軽減できること」「顧客が操作可能な製品デモコンテンツを作成できること」「製品の魅力や価値がより伝わる製品デモコンテンツを作れること」などがあります。
特に、顧客が操作可能な製品デモ(インタラクティブデモ)は、ただ画像や動画だけで一方的に製品について説明されるだけでなく、顧客自ら、その製品の使用感を体験できるため、より製品導入後の活用シーンをイメージしやすくなります。
ノーコードで簡単に製品デモコンテンツを作成でき、その後、ガイドの追加やテキストの書換、画像の置換/削除が行えるため、製品の魅力や価値がより伝わる製品デモコンテンツを作成できます。
製品デモプラットフォームで作成した製品デモコンテンツをより効果的に活用する方法を紹介します。
作成した製品デモコンテンツをサービスサイトやLP(ランディングページ)に埋め込むことによって、製品未導入の顧客に対して、製品の活用イメージをより具体的に伝えることにより、見込み度合いの高い顧客のリード獲得を増加させることに繋がります。
商談時にその顧客に合わせた製品デモを用意しておくことで、その製品を自社で活用するイメージを具体的に持つことができ、顧客の不安を軽減させることで、商談の案件化率や受注率の向上に期待できます。
また、製品デモコンテンツを複数パターンで用意しておくことによって、展示会において、顧客の課題や目的、業界などに応じたデモを紹介でき、商談獲得率の向上にも繋がります。
作成した製品デモコンテンツをURL化して、メールやチャットなどを通して顧客に送ることによって、文字や画像よりも分かりやすく、製品の使い方を伝えられます。
URL化して送るため、製品デモの動画容量を気にすることなく、気軽に製品デモコンテンツを顧客に共有できます。
日本企業における目的別の製品デモプラットフォームの活用事例をそれぞれ紹介します。
ウェルネス領域の店舗向けの会員管理・予約・決済システム「hacomono」を提供する株式会社hacomonoでは、製品のUI/UXの良さを直感的に伝えられるコンテンツを作成することを目的に、プロダクトデモプラットフォーム「PLAINER」を導入し、製品デモコンテンツを活用いただいています。
ランディングページ上にデモ体験をコンバージョンポイントとして追加することで、リード獲得・商談数が110%に増加し、増加したリードも資料請求と同等の商談化率と同等の質の高いリード獲得に繋がっています。
↓株式会社hacomonoの「PLAINER」活用事例はこちら↓
LPからの商談数が110%!株式会社hacomonoがPLAINERで質の高いリード・商談を獲得した方法とは?
「モノの情報を集め、整え、提供することで、社会の効率を良くする」をミッションに、2016年よりクラウド在庫管理システム「zaico」を提供する株式会社ZAICOでは、「お客様の悩みに沿ったプランや機能を用意しているものの、それらを分かりやすい形でサービスサイト上に表現できておらず、サイト訪問者の理解が深まっていない」という課題を解決するためにプロダクトデモプラットフォーム「PLAINER」を導入し、製品デモコンテンツを活用いただいています。
サービスサイト内の機能別ページ内にデモコンテンツを設置したり、オンラインデモページを公開することによって、当初課題だったCVRについては、GA4での推計結果から約1.2倍となっている他、デモ閲覧者の商談化率が非閲覧者と比較すると、商談化率が約2.5倍高くなり、デモ閲覧者の方がより上位のプランを契約する確率が高く、顧客単価アップにも繋がっています。
↓株式会社ZAICOの「PLAINER」活用事例はこちら↓
CVR1.2倍に加え、商談化率2.5倍・顧客単価アップも実現。「PLAINERのデモコンテンツなら、サービスの理解促進を自動化し、優れた顧客体験を提供できる」
太陽光・蓄電池の経済効果診断「エネがえる」を提供する国際航業株式会社では、既存顧客へのサポート対応工数の軽減を目的に、プロダクトデモプラットフォーム「PLAINER」を導入し、製品デモコンテンツを活用いただいています。
問い合わせを受けた際の文章回答の代替として、お客様にエネがえるの使い方をレクチャーするデモコンテンツを作成し、顧客に送付することによってサポートを行っています。
サービスの操作説明を文章化することなく、デモコンテンツを送付するだけでサポートが完了し、サポート活動の業務効率化に繋がっています。
↓国際航業株式会社の「PLAINER」活用事例はこちら↓
デモ送付だけでOK!国際航業が実践するサポート効率化のためのPLAINER活用
業界・業種別で、SaaS企業の製品デモプラットフォーム活用事例を紹介します。
リファレンスチェックツール「HERP Trust」や、様々なHR Techプロダクトを提供する株式会社HERPでは、複数のステークホルダー向けにそれぞれで利用する画面が異なる特性上、プロダクトの魅力を効果的に伝えることが難しいという課題を解消することを目的にプロダクトデモプラットフォーム「PLAINER」を導入し、製品デモコンテンツを活用いただいています。
プロダクトの検討・利用に関するステークホルダー3者(候補者、回答者、企業の採用担当者)それぞれに適したデモコンテンツを用意することで、プロダクトの使い方のイメージや魅力が伝わりやすくなり、商談の質が向上し、受注率向上に寄与しています。
↓株式会社HERPの「PLAINER」活用事例はこちら↓
プロダクトの魅力を150%伝える!HERPが実践するデモコンテンツの一石三鳥な活用方法
クラウド人事労務ソフト「SmartHR」を提供する株式会社SmartHRでは、見込み顧客の導入検討促進や商談創出を後押しする取り組みの中で、プロダクトデモプラットフォーム「PLAINER」を導入し、製品デモを活用いただいています。
サービスサイトに訪問したユーザーの中で、デモを閲覧したユーザーのその後のCVRが通常の2〜3倍程度高くなる傾向が見られ、見込み顧客の対応や商談を担当するセールスからは、検討層の期待感の引き上げや受注までのリードタイムの短縮に貢献していると高評価を得ています。
SmartHRならではの製品体験を工数少なく訴求できるようになり、サービスサイト訪問者の導入検討促進や、営業活動におけるリードタイムの短縮などの成果に繋がっています。
↓株式会社SmartHRの「PLAINER」活用事例はこちら↓
デモ閲覧ユーザーのCVRは通常の約3倍、受注までのリードタイムも短縮!ビジネスサイド全体の成果に繋がったSmartHRの"オンラインデモページ"とは?
法務データ基盤システム「OLGA」を提供するGVA TECH株式会社は、「OLGA」のマーケティング活動を進める中で、サービスの価値をテキストや画像だけで十分に伝えるのが難しいという課題を感じ、既存の顧客へのインタビューを実施したところ、サービスの検討度合いを大きく上げたタイミングは、「実際にサービスを触った時」の回答が多かったことから、プロダクトデモプラットフォーム「PLAINER」を導入し、製品デモコンテンツを活用いただいています。
サービスサイトに製品デモコンテンツを設置し、「OLGA」の機能を体験できるようにした結果、製品デモを閲覧したサイト訪問者と閲覧しなかった訪問者を比較すると、デモを閲覧したユーザーの方がCVRが圧倒的に高いことが明らかになりました。
月によって多少の変動はあるものの、デモ閲覧者は非閲覧者に比べて平均約5倍のCVR向上が確認されています。
↓GVA TECH株式会社の「PLAINER」活用事例はこちら↓
CV率5倍増!GVA法人登記が実証するプロダクトデモの驚異的な効果
累計400万ダウンロードを突破した部屋探しアプリ「カナリー」や、不動産仲介業者向けの顧客管理システム「カナリークラウド」などを提供する株式会社カナリーは、ソフトウェアへの馴染みが薄い不動産業界において、いかにサービスの価値を効果的に伝えるかという課題を解決するために、プロダクトデモプラットフォーム「PLAINER」を導入し、製品デモコンテンツを活用いただいています。
リスティング広告でABテストを実施したところ、資料請求とデモ体験を比較すると、圧倒的にデモ体験の方がコンバージョン率が高く、リード数が1.5倍に純増した他、資料請求と商談の間にデモ請求というステップを設けることで、商談化率・商談の質が向上しています。
↓株式会社カナリーの「PLAINER」活用事例はこちら↓
「リード獲得が1.5倍に」資料請求を上回るリード獲得数・商談化率を実現する、デモCV術とは
PLAINERは、誰でもノーコードでソフトウェアを複製・カスタマイズしたデモコンテンツを制作し、顧客への提供とアクセス解析を可能にするサービスです。
サービス開始からfreee、Chatwork、ヌーラボなどの上場企業を含め、先進的なプロダクトを持つSaaS企業を中心に導入され、作成されたデモは10万人以上のユーザーに閲覧されています。
プロダクトの画面をキャプチャするだけで誰でも簡単に製品デモを制作できるので、これまで製品デモの制作や管理にかかっていた工数を大幅に削減できます。
ノーコードで運用も簡単、開発リソースは必要なく利用できますので、製品デモをこれから制作を考えている企業様、製品デモの制作や運用に課題をお持ちの企業様は、ぜひサービス紹介資料をダウンロードいただくかお問い合わせください。